1.顧客への価値提案とは
ビジネスモデルというワードは、よく耳にしますし、普段から何気なく使っています。では、そもそもビジネスモデルとは何でしょうか?その定義には諸説あるのですが、一説には「顧客への提供価値」「儲ける仕組み」「競争優位性」の3つの要素から成ると言われています。
「顧客への提供価値」を更に要素分解すると、「誰(who)」が「何(what)」に価値を見出し、それを「どのようにして(how)」提供するか、を言語化・可視化するということになります。
本日紹介する「バリュー・プロポジション・キャンバス」というフレームワークを使いこなすことで、顧客への提供価値の言語化・可視化が容易になります。
2.バリュー・プロポジション・キャンバスの使い方
まず、フォーマットの右側(円形)に、顧客情報を書き込みます。それが終わったら、左側(四角形)に、右側の顧客情報に対比する形で、顧客への提供価値を書き込みます。必ず、ペルソナの設定から始めましょう。
◆右側(円形)への書き込み情報
中心部の欄:具体的にどういう属性の人か?(ペルソナ)
片付けるべきジョブの欄:ペルソナの欲求は何か?
ゲインの欄:何をすればペルソナが幸せになれるか?
ペインの欄:ペルソナの困りごとは何か?
◆左側(四角形)への書き込み情報
製品とサービスの欄:ペルソナがジョブを片付けるためにどんな解決策を提供できるか?
ゲインクリエイターの欄:ペルソナがゲインを獲得するために何ができるか?
ペインリリーバーの欄:ペルソナのペインを和らげるために何ができるか?
3.おすすめの記入例
一例として、「人材不足に悩む中小企業経営者」への「外国人労働者の活用・定着提案」を素材に、バリュー・プロポジション・キャンバスを下図のように埋めました。
下図をクリックすると、本日紹介したバリュー・プロポジション・キャンバスを無料ダウンロードできます。是非ご活用ください!