最近ニュースによく出る独占禁止法って何?
競争法とは、市場における公正で自由な競争を実現するための法律であり、わが国においては、独占禁止法がその代表的な法律です。独占禁止法は、私的独占の禁止、不当な取引制限、事業者団体の規制、企業結合の規制、独占的状態の規制、不公正な取引方法の禁止などを定めています。例えば、複数の同一事業者が接触して、お互いの競争を避けるために、販売価格・生産計画・販売地域を協定化することはカルテルと呼ばれ、独占禁止法違反の典型といえます。
接触とは?
電話やメール、SNSによるやりとりも含まれます。
競争事業者との接触は一切ダメ?
独占禁止法など、競争法関連法令に違反しない範囲であればできます。例えば、学術的な情報交換、地域社会への貢献に関する情報交換、行政の動向についての情報交換が挙げられます。
独占禁止法に違反するとどうなる?
罰金や課徴金の納付を命じられ、役員や社員への刑事罰などの対象となります。
法令違反未然防止のためには、何が有効?
まず、テンプレートを利用して競争事業者との接触予定や結果を記録しておくと安心です。そのうえで、法令違反になりそうな話題に及んだときは、会話の中断を申し入れるか、その場を去るような対応も考えられます。詳しくは、公正取引委員会のホームページもご覧ください。
おすすめのテンプレート
競争事業者接触管理シート(エクセル、PDF)