職務経歴書は自由度が高く、今までどんなことをしてきたか明白で、尚且つアピールポイントがしっかりと盛り込むことができるため、余程学歴重視の会社でない限り、職務経歴書を参考にして面接を行います。そのため、職務経歴書は重要です。
職務経歴書のルール
職務経歴書は基本的にルールがありません。しかし、受かる職務経歴書を書くコツとして一定のルールが存在します。
・パソコンで2、3枚が目安
A4サイズで40字×36文字でそのくらいが読みやすくコンパクトで尚且つアピールもできます。
・わかりやすいように表などを使う
職務経歴書だからと言って、文だけだと思い込んでいる人もいますが、一番良いのは見やすいことです。そのための努力はどんな形であれ、評価されます。
・年代順に書く。
真面目に働いてきた人を評価する日本の風習的にはこの方式の受けがいいです。
職務経歴書の簡単なテンプレート
職務経歴書
2017年8月8日現在
氏名 文例 一例
【略歴】
大学卒業後、12年間××出版社の営業を勤めておりました。出版不況の影響で個人の営業実績が伸びているのにも関わらず、給料が下がり続けていく実情を考え、2012年に高齢化社会の需要を見据えて介護器具を扱う○○株式会社の営業に転職いたしました。
【職務経歴】2000年~2012年××出版社 2012年~現在○○株式会社
2000年4月 ~ 2007年8月 | ●関東本部にて営業活動をする ・大手印刷会社との取引を取引額1割減にて取引を成立させる。 ・2006年、営業実績最多にて表彰される。 |
2007年8月 ~ 2010年12月 | ●チームリーダーとして取引先を増やす。 ・▽▽テレビで特集を組んで貰い、ベストセラーを出す。 ・34施設にフリーペーパーを置いて貰うことに成功する。 |
2010年12月 ~ 2012年2月 | ●係長として就任する ・チームプロジェクトのリーダーとして5件の重大案件を解決する。 ・印刷会社を立ち上げ、より安値で業務を行い、効率化を行う。 |
2012年6月 ~ 現在 | ●九州地区担当 ・介護器具の売り上げでトップを獲得する。 ・102施設を経営する大手介護事業施設との取引を成立させる。 |
【志望動機】
日本製の安全性の高い介護器具を売れば売るほど耐久年数は上がっていき製品が売れなくなっていき、結果として粗悪品を扱って壊れたらまた契約に繋げる他社の方が利益を上げている現状を見て、同じ成長分野でも差があるのが見えてきました。そんな現状の中で、介護器具の安全性と売り上げを両立している貴社へ是非入社したいと考え、志望させて頂きました。
【自己PR】
営業の実績は2社とも高い評価を受けております。足を運ぶ営業が美化される風習がありますが、私は結果を出してこその営業だと考えております。しかし、一日本人として、社会により貢献できる仕事を行うべきだとも考えており、それは貴社の理念と一致しております。今後の社会情勢を考えるにあたって、利益を出しながら良質な介護器具を提供できる貴社を支える能力と情熱だけは誰よりも負けない自信があります。
まとめ
職務経歴書は悪い部分も良いように受け取って貰えるよう努力しなければいけません。上記の職務経歴書でも、「印刷会社を立ち上げ」とまでは書いてありますが、経歴から見るにその後倒産したのは明らかであるのに、それが「個人の能力不足」という事実から目を逸らして「会社のために事業を起こし、貢献してくれた」と読み取れる文面にしております。わざわざ代表取締就任と書いていないのはそのためですね。
例えネガティブな要素があったとしても、言い方を変えるだけでポジティブに聞こえます。
そうした能力も自己アピールの一つです。
今まで能力があったけど転職をする、という人はあまりいません。能力があれば会社に留まっているはずです。
そのため、能力があって向上心のあるかのように自分をプレゼンすることが能力の評価に繋がります。