お詫び状・案内状・見舞状・依頼状・承諾書など、ビジネスシーンでもよく使われる書類は、正しいフォーマットや書き方を知っていることが重要です。それらの書類を上手に作成することで、ビジネスパートナーや上司などに対して丁寧で誠実な対応ができるだけでなく、自分自身のイメージも高めることができます。そこで、今回は、お詫び状・案内状・見舞状・依頼状・承諾書の書き方について、詳しく解説していきます。
不良品のお詫びと返送のお願い(客先宛)文例
謝罪する側が責任回避をしたり、対応が悪くて、トラブルに発展する事も多いため、非がある場合は、迅速に謝罪するなど対応が必須です。
また、直接的にこちらに落ち度がない場合でも、状況を確認したうえで、起きてしまった原因と今後の対応を適切に回答し、同じ過ちやミスを繰り返さない旨明確な意思表示を行う必要があります。
賀詞交換会の案内状(販売店/ビジネスパートナー向)文例
賀詞交換会とは「取引先や関係者などが集まり挨拶を交わす新年の催し」のことです。
新年会や賀詞交換会は特定の時期に集中するため、招待される側のスケジュール調整等を配慮し、また返信期日に余裕をもつように、早めに送付するようにしましょう。
内容には、挨拶、日時、場所、出欠の返信期日などを盛り込みます。
見舞状(病気_取引先_担当)文例
病気入院の見舞状の場合、時候の挨拶は省略し、すぐに本文に入ります。
励ましと全快を願う言葉を入れるいっぽうで、忌み言葉は使用しないよう気を付けましょう。
病状が思わしくない場合、家族宛てとして、相手の安否を気遣う内容に加えて家族をねぎらう言葉を書き添えます。
依頼状(見積依頼)の文例
この種のビジネス文書は定型の書式を作成し、必要に応じて文面を変更して使用すると便利です。
見積もりの依頼は、事務的に取引条件などをはっきり提示することが肝要です。
本文例では急な依頼のため通常の納期を短縮しての納入を希望する旨記載し、納期短縮を重視している旨を相手に伝えています。このように取引に何を重視しているかを相手にしらせることで、相手がアクションをとりやすくしています。こちらが価格を重視している場合、その旨を記載するなど、工夫してください。
承諾書(入社承諾書)の文例
相手の意見や提案に対し、それを了承する旨を証明する書類が承諾書です。
主に以下の内容を含みます
1.相手方の宛名(相手方が企業の場合は企業名も記載)
2.承諾する内容文(私○○は、○○○○について承諾します)
3.日付・自分の住所や氏名
なお、相手側からの解除条件が提示される場合があります。このような条件がある場合は「下記の事項に該当した場合、この承諾を解除します」旨の断り文を記載した上で、「記」以下にその条件を箇条書きします。