暑中見舞いの書き方について
暑中見舞いを送る時期:梅雨明けから立秋前−(2017年は7月7日から立秋前日は2017年は8月6日)(残暑見舞いを送る時期:立秋から8月いっぱいまで)
暑中見舞いとは、そもそも夏の季節の挨拶状になります。夏の猛暑の中、挨拶状を送る相手に対して健康を思いやったり、無沙汰のお詫び、または近況を伝える内容などを書きます。
「暑中お見舞い申し上げます」
さて、その言葉の後にどういった文章を書けばいいのでしょうか?
まず、定型文の中でも、出す相手によって内容はが異なることを確認しましょう。
取引先の暑中見舞いについて
例えば取引先ならば、「暑中お見舞い申し上げます」の後に続く例文には下記のようなものがあります。
1:「平素は格別のお引き立てを賜り有り難く厚く御礼申し上げます
炎暑いよいよしのぎ難くなりましたが貴社ご一同様のご健勝をお祈りいたします」
2:「毎々格別のお引立てを賜わり厚く御礼申し上げます
今後共一層のご愛顧の程お願い申し上げます」
3:「平素は格別のお引き立てを賜り有り難く厚く御礼申し上げます
連日の酷暑ですが、皆様にはご健勝のこととお慶び申し上げます」
4:「酷暑の折 貴社におかれましてはますますご隆盛のことと お慶び申し上げます
先日は弊社とご契約を賜り厚くお礼申し上げます
今後も貴社の信頼にお応えすべく
さらなる品質向上に社員一丸となって取り組む所存です
皆さまのますますのご発展を祈念しますとともに
今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます 」
取引先のお客さまやに暑中見舞いを出す場合は以下の点に注意しましょう。
1:取引先に対して必ずお礼を述べる
2:今後のお付き合いの継続(お願い)を伝える
3:異動・転勤、夏季休業についての内容は、簡潔に伝える
印刷で送る場合、一言でも手書きで、相手(取引先の担当者)の健康、または気遣う言葉を添えるようにしましょう。
上司への暑中見舞いについて
上司に送る暑中見舞いの例文は以下となります。
1:「猛暑に見舞われる日々が続いておりますが、〇〇さんはいかがお過ごしでしょうか
いつも温かいご指導とサポートをありがとうございます
一緒に仕事をさせていただく中で
日々多くのことを勉強させていただいております
引き続きご鞭撻のほどよろしくお願いいたします
暑い日が続きますがご自愛ください
平成〇〇年盛夏」
2:「連日猛暑が続いておりますが、ご家族の皆様とお元気でお過ごしのことと存じます
平素より温かいご指導、大変感謝しております
炎暑厳しき折、くれぐれもご自愛のほどお願い申し上げます」
上司に暑中見舞いを出す場合は以下の点に注意しましょう。
1:日ごろの感謝
2:季節の挨拶
3:健康を気遣う一言
印刷で送る場合も、必ず一言は手書きの一文を添えましょう。
上司への暑中見舞いは、日頃の感謝やお礼の気持ちを届けるのにぴったりです。是非積極的に暑中見舞いを書いてみましょう。
友人への暑中見舞いについて
友人に送る暑中見舞いの例文は以下となります。
1:「暑い日が続いていますがお元気ですか
私たち家族は元気に過ごしています
久しぶりに〇〇でお会いしたいですね
今度改めて連絡しますね
まだしばらくは暑さが続くと思いますがくれぐれもご自愛ください
平成〇〇年盛夏」
友人に対する暑中見舞いについては、少しくだけて書いても問題ありませんが、以下の内容を含むようにしましょう。
1:相手を気遣う
2:自分や自分の家族の最近の近況
3:手紙を送る相手への健康を気遣う一言
4:また会いましょう、食事をしましょう、出かけましょうなど等、気にかける想い
また、印刷した定型文の場合も一言は自分の手書きを添えると、送る相手に喜ばれます。
友人への暑中見舞いは、日頃なかなか会えない方や、お世話になっている方へ出すのにとっても便利な上、お礼や、相手をへの気遣いを届けることが出来るので、是非積極的に書いてみてください!
まとめ
「暑中お見舞い申し上げます」
そんな言葉の後にどういった文章を書くかは、出す相手によって異なりますが、どんな相手であっても、夏の厳しい暑さの真最中に送る季節のご挨拶なので、必ず相手の健康を気遣う言葉は書きましょう。
近年では暑中見舞いや残暑見舞いを出す人も減っているようですが、お手紙を貰った方は嬉しいものですので、日頃からお世話になっている方や、最近疎遠になっている友人にも是非、暑中見舞いを書いてみてはいかがでしょうか?