「オズボーン」と言えば何を連想する?
音楽好きの人であれば英国のヘビィメタルアーティスト「オジー・オズボーン」、お笑い好きの人であれば日本の芸人「オジン・オズボーン」を連想するのではないでしょうか。
ビジネスパーソンであれば、きっと「オズボーン効果」と「オズボーンのチェックリスト」を思い浮かべるかもしれません。
新たな視点で常識を疑い、斬新なビジネスアイデアを更に広げる「オズボーンのチェックリスト」
「オズボーンのチェックリスト」とは、9つの視点からアイデアを生み出す発想法であり、業種や業界を問わず、新商品開発におけるアイデア出しなどに活用できます。
9つの視点とは、転用、応用、変更、拡大、縮小、代用、置換、逆転、結合、のことです。例えば、カラオケボックスの個室を貸し会議室にするというアイデアは「転用」です。
「オズボーンのチェックリスト」の使い方
3✕3から成るチェックリストを構成する9つの視点について、それぞれ2つづつ空欄にアイデアを記入していきます。慣れてきたら空欄を1つ足して、3づつ記入してみましょう!溢れるアイデアを整理する醍醐味を実感できます。
末尾に「カーテンの製造・販売」をテーマにした記入例が付いていますので、ぜひ参考にしながら使ってみてください。ちなみに、カーテンは、古代エジプトでプライベート空間を創出するための仕切りが起源だったといわれています。きっと、悠久の時を経て、先人が編み出したアイデアの数々によって、今の姿があるのでしょう。
豆知識
20世紀に「オズボーンのチェックリスト」を考案した米国の広告代理店幹部アレクサンダー・オズボーン氏は、今や一般用語化した感のある「ブレスト」(会議運営方法であるブレーンストーミング法)の考案者でもあります。
「オズボーン効果」とは、新商品に関する情報が世に出るタイミングが早すぎて、買い控えが発生し、現行商品の売れ行きが鈍ってしまう、マーケティングの失敗を表す用語です。ちなみに、こちらの「オズボーン」は米国に実在した「オズボーン・コンピュータ社」からの引用といわれています。
おすすめのテンプレート
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