サービス変更と検討手法について
会員様には2024年4月25日付でメールを発信させて頂きましたが、「ひな形ジャーナル」は同年5月7日より会員制を廃止し、誰でも無料ダウンロードを利用できる完全フリーアクセスサイトに生まれ変わります。
変更にあたっては、振り返りツールである「YWT」を用いて、経験を学びに変えて次に生かすプロセスを実践しました。「YWT」は、3つの単語「Y やったこと」「W わかったこと」「T 次にやること」の頭文字を並べたものです。一般社団法人日本能率協会(JMA)様のグループ組織である日本能率協会コンサルティング(JMAC)様が1990年代に開発しました。
「ひな形ジャーナル」の「YWT」
同じ内容は、本文末尾のテンプレートにも記載していますが、箇条書きにて公表します。
Y (やったこと)
無料で使えるひな形数の充実
W (わかったこと)
会員パスワードを忘れてしまいログインできず、再発行などに時間がかかるケースがある
T (次にやること)
会員制の廃止による利便性向上(欲しいひな形へのアクセスが簡素になるため、ユーザーの業務効率向上に寄与)
このように、「やったこと→わかったこと→次にやること」を整理する過程で、過去に実行したことや取り組んだことを振り返り、「うまくいったこと」と「うまくいかなったこと」の両方を見える化することになりますが、これらはいずれも財産と捉えて、今後にどう生かすかを重視します。
「PDCA(Plan,Do,Check,Action)」や「KPT(Keep,Problem,Try)」との類似性が認められますが、これらが業務管理に軸足を置いているのに対して、「YWT」は人と組織の体験に軸足を置いている、という見方も出来ます。
ちなみに、このように、知識ではなく経験から学ぶ学習のことを「経験学習モデル」と呼びます。1980年代に、アメリカの哲学者であるディヴィット・コルブ氏が提唱し普及に努めたものです。
おすすめのテンプレート
下図をクリックすると「タスク管理テンプレート一覧」に移動します。そのなかに、YWTのテンプレートがございます。ファイルの中に、記入例として「ひな形ジャーナル 7年の経験を学びに変えて次に生かす」を付けております。