起業するなら知っておくべきメリット&デメリット
何事にもメリット・デメリットが存在するように、起業においてもメリット・デメリットが存在しています。
しかし一見メリットに見えているものが捉え方次第でデメリットになることもあれば
デメリットに見えているものが捉え方次第でメリットに変わることもあります。
全てはあなたの考え方次第ということ。
まずは一般的にメリットだとされるポイント・デメリットだとされるポイントをピックアップしてみます。
起業に関して「メリット」だとされる点
ビジネス展開の自由度が高い
起業したならば自分がビジネスのトップなのですから、しがらみ無く自分の責任と判断のもとでビジネス展開していくことができます。
嫌な上司から理不尽な指令を出されることはありません。
この自由度の高さはサラリーマン時代にはなかった大きな魅力でしょう。
今まではしがらみやルールや規定のもとで、社員としての視点で仕事に取り組んでいたはずです。
そこでは自由なイマジネーションというのは中々得られなかったと思います。
起業してトップに立ったならば、意欲も上がるでしょうし自由なイマジネーションも広がる(必要とされる)はずです。
ビジネスが軌道に乗り始めれば結果がダイレクトに自分に帰ってくることから、達成感や満足度も高くなるというメリットがあります。
成功により今まで以上の報酬がGETできる可能性
社員だった時代には、契約が取れたり事業が成功を収めるという結果次第で、特別手当や報酬という形で還元されたでしょうが
それでもその額には限度があります。
起業してトップに立ち、ビジネスが軌道に乗り始めれば役員報酬がUPする可能性が出てきます。
起業家の報酬UPは限度がありません。
成功実績が増えれば増えるほど青天井なのです。
また高額収入を目標設定することで、ビジネスへのモチベーションUPやキープ効果も期待できます。
定年への不安を抱えることなく仕事ができる環境
会社ならば定年退職という区切りがあり、老後の仕事探しという不安要素が出てきます。
けれども自分の起こした会社ならば自分次第でいくつになっても仕事をすることができるんです。
高齢化社会で平均寿命が伸び続ける日本だからこそ、いくつになっても仕事ができるというのは大きなメリットだと言えるでしょう。
ただしビジネスも半永久的に続けられるものはそうそうありません。
時代の流れや消費者のニーズを考慮しながら、その都度扱うサービスや商品を変えていかなければなりませんし、
新たなノウハウを取り入れなければならない時期もやってきます。
起業に関して「デメリット」だとされる点
判断も成功も失敗も全て自分の責任になる
判断する際の覚悟や責任はもちろん自分に降りかかってきます。
失敗すればその責任はすべて自分のものです。
ミスや失敗をフォローしてくれる仲間や協力者がいれば心強いでしょうが、
中には失敗した途端に手のひらを返したかのように距離をとる人も出てくるでしょう。
最悪の場合、多額の負債を背負ったまま亡くなってしまったとなれば、家族がその負債を抱える結果になります。
自分の責任の範囲でどうにかできることならまだマシですが、最悪のケースにならないための布石も必要でしょう。
安定的な収入保証が持てない
サラリーマン時代にはそれなりの安定があったはずです。
大人しく従事していれば毎月一定額の給料を貰えるものです。
不況の煽りで会社が倒産といった予想外の展開が起きない限り、ある程度の安定的収入があります。
起業した場合、この安定的収入というのは保証されません。
あなたの手腕次第で収入がゼロになる可能性もありますし、最悪の場合マイナスで負債が発生する可能性も出て来ます。
このデメリットを回避する策として、最悪のケースでも家族の生活費はあらかじめ用意しておくべきでしょう。
信用度ゼロからの厳しい出発
会社勤めで心強いのは、会社というバックボーンや看板があるからこそ、ある程度信用してもらえるという点でしょう。
営業ができる・取引ができる・トラブルに関して話し合いができるというのも、
あなたの実力だけでなく会社の信用度があるからこそなのです。
起業したばかりだとこの会社の信用度がゼロからのスタートになります。
取引先と信頼関係を築くという、かなり難しいミッションもクリアして信用獲得していかなければならないのです。