起業する時には方向性が定まっていなければ、成功の道筋が見えません。
新規事業の方向性をどのようにしていくか見極めが必要なのですが、事業の方向性を見極めるアプローチ法には以下のようなものがあります。
・自分がどんな得意分野を持っているか
・どんな事業をたりたいのか
・ライフスタイルが反映できるかどうか
・現在の世の中の流れ
このような観点からアプローチしてみると、実はそれぞれのアプローチが繋がってくることもあります。
いくつかのアプローチが絡み合ってくる事業であれば、それぞれのバランスも意識てください。
様々な視点からアプローチしていき、起業しても事業展開していけるかどうか見極めていきましょう。
自分自身のビジネスマインド・考え方も明確にしておくのは大前提ですね。
さらに経営者や頼れるビジネスマンにビジネスプランを説明し、客観的な意見や評価をしてもらうことも必須!
自分だけの判断や見極めだけでなく、第三者がどう感じるか反応も知るべきです。
第三者の意見も受け止めた上で、新規事業の方向性をトータルで判断していきましょう。
方向性の定め方!社会的意義から考えてみる。
事業のアイデアがあったとしても、需要がなければ事業展開は困難です。
一方でこれまでになかった斬新で独特なアイデアが、思わぬ大ヒットを巻き起こすことも。
また続々と参入している分野においては、スピーディーに起業して独自の展開、差別化するなどの戦略が必要でとなります。
だんだんと衰退している分野であっても、再生が期待できるものがあったり、思わぬ部分を狙い撃ちすることでヒットすることもあります。
ただ独自のアイデア・独創性のある事業というのは頻発するものではありませんし、思った以上にライバルが多かったりなんてケースも。
どれくらい社会的意義があるか、どれくらいニーズが見込めるかというのは自分の判断だけでは視野が狭くなりがちです。
そういう時こそ経営者や経験者意見を参考にしましょう。
得意分野という観点から方向性を定める
資本金1円でも起業できる世の中となりましたが、労力も費用もそれなりに消耗するものです。
もしも得意分野があってそれを活かせる新規事業アイデアがあるならば、事業成長の見込みがあります。
なので起業初期段階で余力を残すことができる、という考え方もできます。
新規事業アイデアを考えたとしても、実際に動かなければ何も始まりません。
そしていざ動こうとした時には、これまでの人間関係や習得したスキルが大きく影響してきます。
自分にはどんな得意分野があるのか?どんな強みを持っているのか?
友人や仕事で知り合った人々からの反応も参考にしましょう。
事業にライフスタイルが反映できる?
これから始める事業に、ライフスタイルが反映できるケースがあります。
これまで趣味として楽しんできたこと・家族でやってきたことや身についたものが事業となることもあり
ライフスタイルがネタ元となると事業を続けやすくなるという特徴もあります。
やはり誰もが収益を上げたい・売上をUPさせたいと考えるものですが、長く続けるという観点で言えば
ライフスタイルが事業になるというのは中々の強みだと言えるでしょう。
どんな新規事業をしたのか、個人的な動機を考えてみる
起業したいという願望だけでなく「こんなことを仕事としてやってみたい」というモチベーションは必須です。
むしろモチベーション無くして事業は続けられません。
モチベーションが続かなければ、起業したはいいものの問題やトラブルを乗り越えられないなんてこともザラ。
本気でやり遂げたいかどうか、困難を乗り越えてでも続けたいかどうか、まずは自分自身の気持ちの見極めをしてみませんか?
周囲の反応や意見も参考にする
方向性を定める・見極めようとするならば、自分の意見だけでなく周囲の意見も参考にすべきです。
周囲の意見に耳を傾けられるか
周囲の意見や批評を取り入れた方向性を見出せるか
すでに起業する前から経営者としての試練は始まっています。
新規事業の立ち上げ段階で、経営者としての素質を試されていると考えてもいいでしょう。
自分だけの意見、独断で何もかも決めていては、正しい判断とは考えにくく
独りよがり、独裁者的な経営方針になってしまいます。
新規事業について周囲に相談し、客観的な意見や評価をもらい
それらの意見も考慮した判断をしていくべきです。
例えば親しい友人や家族に新規事業の話をしてみましょう。
もしも近しい人たちから高評価であれば自信もつきますし、そこから強力な支援者が現れる可能性だってあります。
どんな人に意見を求めるべきか?
家族
特に家族からの賛同というのはとても重要で、なぜなら起業のリスクは家族にも影響してくるからです。
明確なビジネスプランやビジョンをしっかり伝え、家族がどんな反応をするか、どんな意見をもたらしてくれるか。
新規事業がライフスタイルと関連してくるならば、家族の意見やアイデアもビジネスプランに組み込んでみましょう。
知人・友人
知人や友人に新規事業の話をしているうちに、頼もしいビジネスパートナーが誕生することもあります。
経験談を聞けたり思わぬ支援を受けられる可能性もあるでしょう。
色々な意見を聞ける、有益な情報を得られる、支援者が現れる可能性などをみても
知人や友人へ意見を求めて話をしてみることは大切です。
さらにそこから人脈が広がる可能性も出てきます。
そして得意分野で起業する場合、友人や知人からの第三者的な意見が役に立つことがあります。
起業家や経営者
すでに会社を経営している人、起業家としての経験がある方の話は是非とも聞くべきです。
貴重な経験談を聞かせてもらえたり、経験者だからこそのアドバイスをもらえるかもしれません。
その時には職種や分野が違ったとしても積極的に会いにいくべきですし、貴重な意見であることに変わりありません。
周囲にそういった人物がいなくても、有名な起業家や経営者が本を出版していますよね。
また講演会やセミナーを開いていることもあるので、積極的に出かけてみましょう。
起業や新規事業立ち上げの情報収集となるでしょうし、方向性を定めたい方にとって有益な情報が得られるかもしれません。
支援団体や行政の無料相談
起業を推進する日本。
ここ数年で起業家向けの支援事業を行うところが増えてきました。
民間団体以外にも商工会議所や市役所など、起業家への支援制度を行なっています。
誰でも利用できる無料相談を行っているところもあるので、無料相談は有効活用すべきです。
そういった窓口では起業支援経験があるアドバイザーがいたり、
経営コンサルタントから話を聞けたり、中小企業診断士からアドバイスを貰えたりします。
起業家との出会いにも繋がるかもしれません。
起業するにあたって方向性について考えるなら、有効活用してみてください。
利益がある事業かどうか考える
モチベーション・やる気を持つことも重要であり
社会的に需要があるかどうか、社会的な意義が見込めるかも見定めたいところです。
そして肝心な利益についても考えていかなければなりません。
利益が発生しないならボランティアになってしまいます。
事業を展開していくというのは、利益を求めていくということでもありますから
収益性について真剣に考えて方向性を定める判断材料としなければなりません。
事業を進めていくと様々な費用が発生します。
利益がなければ資本金もあっという間になくなりますし、事業継続は困難になります。
起業する前に考えなければならないポイントであり、利益が見込めるか、利益を費用に回して事業展開できるかどうか
見極めていくこともとても重要です。
新規事業を始める時、起業する時には方向性を定める必要があり、そのためにはビジネスプランの構築や
方向性を見定めるための様々なアプローチに考えを巡らせなければなりません。
そしてその土台となるのは、あなたのビジネスマインド・仕事への考え方が影響してきます。
自分一人で考えるだけでなく、周囲の意見も参考材料にして
起業や新規事業立ち上げの方向性を定めていきましょう。