適正と言われると、自分に向いているもの・性に合っているものというイメージなので、ピンときやすいかと思います。
けれども「やりがい」と言われるといまいちピンと来ないという方もいるかもしれませんね。
さらに人それぞれ「やりがい」に関する考え方や感じ方は違うもの。
自分にとって「幸せ」だと思えることが、他人からすればそうでもないことがあるように、「やりがい」だと自分は思っていても、他人からは不満にしか映らないなんてこともあり得ます。
完全に個人個人の感覚の違い・考え方の違いなので理解し合えないこともあるのですが、その根底で共通しているのは「気持ち」なのではないでしょうか。
例えば、中高年やある程度大人になると、考え方を変えるのは困難ですよね。
なかなか価値観や考え方は変えられません。
けれども気持ちの切り替えや持ち用となると、意識することで気持ちを変えていくことは可能です。
やりがいも、恐らく自分次第なのではないでしょうか。
自分で闇雲にやりがいを探して歩くのではなく、その仕事をしながら見出していくものなのでは?と思います。
もしかしたらあなたが過去に経験した嫌な仕事の中にも、やりがいを見出すことは可能だったかもしれません。
やりがいを見出す方法
過去に退職したことがある、転職したことがある方の中には、こんな理由をあげた方もいるでしょう。
・やりがいのある仕事ができなかった
・この会社ではやりがいが感じられない
そのままの考え方だと、この先も転職や退職を何度もしてしまうのでは?と思います。
どこの会社に行っても「やりがいが感じられない」と考え、起業しようと思うかもしれませんが、やりがいは自然に感じられるものだと思っているならば、成功の可能性は低いでしょう。
今までやってきた仕事や体験したボランティアでもいいです。
1つずつ思い出して見て、どれくらい満足できたか・達成感を味わえたかなど冷静に分析してみてください。
1:仕事をする前にどんなイメージを持っていたか?
例)やりがいが感じられそう、給料が良さそう、業務は大変そうなど
2:仕事をしてみて最初に思ったことは?
例)予想以上に大変だった、おおむね想像通りだったなど
3:仕事を終えた時の率直な感想
例)どれくらいの結果が出たか、どれくらい疲労したか、達成感や満足感はどれくらいだったかなど
1で抱いたイメージが最後まで持ち続けられたかと聞かれると、恐らく多くの人はNOと言うでしょう。
最初の印象やイメージというのは、仕事をして終わるまでに大きく変わってしまうことも多いんです。
どういうことかと言いますと、最初に良いイメージばかり抱く仕事だけを選んでいては、仕事を終えた時の満足感や達成感や成果に納得がいきにくいということ。
やりがいを見出せないまま終わってしまうことの方が、多いと言えるのです。