あまり聞き慣れないと思いますが、独立行政法人である「中小企業基盤整備機構」。
H16年の夏、独立行政法人中小企業基盤整備機構法に基づいて運営されています。
中小企業総合事業団(信用保険業務を除く)が、地域振興整備公団(地方都市開発整備等業務を除く)と産業基盤整備基金の業務を統合して誕生したものであり、メイン事業は中小企業の支援です。
日本全国の9箇所に地域本部があり、1事務所で構成されています。
主な活動内容はこちら!
・中小企業の起業や創業、新事業のサポート
・企業の成長をサポート
・万が一の場合のセーフティーネット
・インフラサポート
上記4つの中から今回は「中小企業の起業や創業、新事業のサポート」についてピックアップしました。
【中小企業基盤整備機構 地域本部HP】
http://www.smrj.go.jp/regional_hq/index.html
見出し:中小企業基盤整備機構の行っている「中小企業の起業や創業、新事業のサポート」
起業したい・創業したい・新事業を始めたい経営者向けのサービスです。
主に以下のようなサポート事業を行っています。
1:起業・創業・新事業への支援
これから起業・創業・新事業を始めたい中小企業経営者へ、窓口相談だけでなく電話・メールで相談を受け付けています。
「無料で利用できる窓口相談」
地域本部の窓口には専門家がおり、経営に関する相談を無料で請け負っています。
※専門家・・・税理士、公認会計士、中小企業診断士、弁護士、社会保険労務士、技術士、弁理士、ITコーディネーターなど
また経営に関する情報提供もサービスの一環です。
その他にも経営者向けイベントとして出張相談会、セミナー、勉強会も開催しています。
「経営相談ホットライン」
中小機構基盤整備機構の地域本部に電話相談窓口が設置してあります。
その名も”経営相談ホットライン”。
通話料は発生しますが、窓口に出向く時間がなくても、電話1本で相談ができるので大変便利です。
「メール経営相談」
無料で相談できるメール経営相談。
回答してくれるのは中小企業診断士や公認会計士といったプロですが、受付しておよそ3日ほどかかるケースもあります。
「その他」
以下のようなサービス提供も行っています。
・戦略的CIO育成支援事業
企業へ専門家を派遣する実地的な支援事業です。
IT化をより戦略的に進める方法や実施、ITに関わる人材育成という項目へ、CIOとしての詳しい助言を行っていばすとす。
・販路開拓に関するコーディネートサポート
新たな商品やサービス、技術に関してマーケティング企画やテストマーケティングなどを支援しています。
ターゲットとなる市場へ実際に同行して現地の声を聞き、どのような評価になりうるか、どのような投入のなるかなど助言していきます。
2:地域資源や農商工との連携に関わる支援
その地域にある資源や地域を支える観光資源や農林水産といったものから、新たな名産となるような商品やサービスの開発支援や生産、ニーズ開拓へのサポートも行っています。
また農林水産や商工との連携もサポート。
取引だけでなく協力し合って展開できるような環境、開拓の支援を行っています。
3:インキュベーション関連
トータルサポートとして、新事業に関して様々な面からサポートします。
事業展開するためのスペースを提供したり、セミナーを主催したり、経営相談を受け付け、情報提供もその一環として行っています。
4:専門家やプロを派遣する
企業の成長や展開に役立つ専門家を、企業へ長期にわたり派遣します。
派遣される専門家は法律や経営、財務や技術などその分野に特化した人たちです。
5:ビジネスマッチング事業
中小企業総合展(大商談会)やベンチャープラザ(事業と資金等、経営資源のマッチングイベント)といったイベントを開催し、様々な企業の出会いやビジネスマッチングの機会を作っています。
6:ファンド出資に関する支援事業
投資を行っている民間機関など一緒に、投資ファンド・投資事業有限責任組合を作っています。
その事業を通して中小企業への資金的な経営支援を行い、まだまだ成長初期な中小企業の資金調達をサポートします。
7:産学官連携に関する情報提供といった支援
有益な経営情報を提供するために、中小企業経営者の能力開発や中小企業ビジネス支援サイトJ-Net21を展開させています。
中小企業にとって有益となる、様々な情報提供をおこない、実際のサービス提供にも取り組んでいます。
これから起業や創業準備をしているならば、中小企業基盤整備機構の公式サイトはチェックすべきです。